古典的的なスタイルを踏襲しつつモダナイズを試みるというのは、
どんなジャンルのデザインでも行われること。
和紙あかりは、比較的この手法をもって様々な方向にアプローチ
することがやり易いジャンルと言えます。
つまり、「和紙」という素材の持つアナログ感。
また和紙のあかりというその存在そのものが古典的なイメージで
捉えられているということ。
この2点が実に効果的に作用します。
あかりデザイン工房製作 ※岐阜県 某邸
手付の行燈タイプも地あかりをぐっと落とした場所では、和紙セード
部分とその他の部材(木工部材)との明暗がはっきりと判るので、
器具全体のシルエットが美しく映ります。
このシルエットに和の感性に響く美しさを感じます。
2015年9月15日