世界遺産・二条城で、二の丸御殿の障壁画を集めた展示が
4月20日~始まっています。
これらは大変貴重なもので1626年(寛永3年)に狩野甚之丞に
より描かれた障壁画です。
二の丸御殿の玄関にあたる「遠侍」という二条城へ参上した
大名たちが控えるための部屋で別名虎の間とも呼ばれています。
こちらに描かれた障壁画「竹林群虎図」18面が展示されています。
城を訪れた者を威嚇する役目であったと言われていますが、
う~ん・・・どうなんでしょう??
確かに、睨みをきかせたものもいるにはいますが、追いかけっこ
みたいに戯れたり、中には手を舐めて毛づくろいしてたりと、
むしろ猫好きにはたまらなく可愛く見えてくるのではないでしょうか。
実際にこれを目の当たりにした当時の人は、この絵そのものに威嚇
されたというよりもこのような、当時としてはとても珍しい動物を
写実的に描かせることができるという権力者に対する畏怖の念を
もたせるために配置したのではと解釈しました。
だって、虎なんてそもそもまだ見たことある人なんてほんの
一握りだったからね。
怖い人の事務所に行くと「虎の開き」の敷物があった、というのと
ニュアンスは同じ・・・かな??
開催期間:2017年4月20日~6月18日 9:00~16:45
二条城HP
http://www2.city.kyoto.lg.jp/bunshi/nijojo/